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製品 2025年03月05日

チエル、語学学習支援システム『CaLabo® MX』をバージョンアップ ~リアルタイムでの回答管理やレコーディングの多言語対応で授業をバックアップ~

 学校教育向けにICT利活用を支援するチエル株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役社長:粟田 輝)は、2025年3月、語学学習支援システム『CaLabo® MX』(キャラボ エムエックス)をVer.6.0にバージョンアップすることをお知らせいたします。

 

 『CaLabo® MX』は、「聞く」「話す」「読む」「書く」に特化したクラウド型の語学学習支援システムです。授業時間外やスマートフォンでの学習も可能なBYOD(個人所有のPCを授業などで使用する)に対応しており、授業支援機能も備わっています。今回のバージョンアップでは、日々の授業で生じる細かな課題を解決し、教育現場のニーズに寄り添った機能を重点的に開発しました。先生方の授業運営をより一層スムーズにし、学生の皆様がより快適に学習に集中できる環境づくりに貢献します。

 

<主なバージョンアップ内容>

● 先生方の声から生まれた新機能で授業運営を強力にサポート

 『CaLabo® MX』をご利用いただいている先生方から寄せられた、日々の授業での細かなお困りごとやニーズにお応えするため、機能改善に力を入れました。実際の教育現場で役立つ改善を多数盛り込んでおり、これまで以上に質の高い授業運営を支援します。

 

(1)回答状況が一目瞭然!アンケート機能の回答時刻と回答順表示でリアルタイムに進捗管理

 アンケート回答に回答時刻が表示され、回答順に表示されるようになりました。これにより、例えば、アンケート機能を利用した授業中の単語テストで、誰が早く回答したのかを容易に確認できるようになり、テストの進行状況をリアルタイムで把握することが可能となりました。回答が遅れている学生に対して個別に声かけをしたり、追加のサポートを提供したりすることが容易になります。また、回答順が表示されることで、学生の間に競争心を芽生えさせ、学習意欲の向上に繋がることが期待できるとともに、早く回答する学生は学習内容の理解度が高いと判断できるため、学生の習熟度を把握する上でも役立ちます。

 

(2)レコーディング課題が多言語に対応-学習の幅が大きく広がる機能改善

 『CaLabo® MX』のレコーディング課題では、録音した結果を文字化し、自分の発音がどのように認識されたかを視覚的に確認できます。これまでは、英語または教材と同じ言語でのみ発話を認識・文字化していましたが、録音時の言語を16言語*から任意に指定できるようになりました。これにより、英語以外の言語で録音テストを実施したり、通訳の授業で訳を録音して先生に提出するといったご利用も可能になり、活用の幅が広がります。

* 英語(米語,イギリス),日本語,韓国語,中国語(簡体字,繁体字,台湾),ドイツ語,フランス語,イタリア語,スペイン語,ロシア語,ポルトガル語(ポルトガル,ブラジル),タイ語,インドネシア語

 

 その他にも、課題指示欄の文字数制限廃止や穴埋め問題でのカッコごとの正答率集計など、新学期からのご活用いただける機能の実装を予定しております。ぜひお試しください。

 

● エージェント不要で利用開始!学生・教員双方のセットアップに関する煩雑さを解消

 『CaLabo® MX』では、これまで学習者モニター、URL一斉送信、メッセージ送信、グループ会話、インカムといった機能を活用するために必要だったエージェントプログラム(CaLabo® Agent)が不要となり、そのインストール作業の負担も大幅に削減されたうえ、利用も速やかに開始できます。従来の通りエージェントをインストールして利用することも可能なため、教育機関の環境やニーズに合わせて柔軟な運用を選択できます。

※ 「操作ロック」機能のご利用は、「CaLabo® Agent」をインストールする必要があります。

 

● LTI連携で『Moodle™』と情報共有-クラス情報・履修者情報・課題の共有により、効率的な授業運営を支援

 教育DX(デジタルトランスフォーメーション)が加速し、クラウド環境を利用した学習環境の標準化と相互運用性が求められている中、標準規格としてLTI1.3が注目されています。特に、オープンソースLMSである『Moodle™』(ムードル)は日本でも多くの大学で採用されており、LTI1.3によるツール連携のニーズが高まっています。

 

 『CaLabo® MX』は、LTIツールとして『Moodle』とシームレスに連携してクラス情報や履修者情報を『Moodle』から取り込み、教員によるクラス設定の手間を大幅に削減します。加えて、『Moodle』からのシングルサインオンにより、学生は複数のシステムにログインする煩わしさから解放され、スムーズに授業に参加できます。

 

 また、『CaLabo® MX』で作成した語学学習の課題やアンケート、小テストなどを『Moodle』から直接起動できるため、教員は『Moodle』を介して課題の配信を一元的に行うことが可能となり、学習管理の効率化が図れます。今後は学習履歴も連携し、さらに利便性を高めます。

 

 これらの連携機能により、教員はICTを活用した授業運営をよりスムーズに行えるようになり、学生がより快適な学習環境で学習に取り組めるようサポートいたします。

 

 

 教育ICT専業メーカーのチエルでは、これからも先生をはじめとした教育現場の皆様の「声」を製品やサービスの開発・バージョンアップに反映してまいります。どうぞご期待ください。

 

■製品情報

語学学習支援システム『CaLabo® MX』

https://product.chieru.co.jp/calabo/calabo-mx/

 

■導入事例

大阪府立都島工業高等学校 様

https://www.chieru.co.jp/ict-casestudies/high-school/ict-casestudies-11144/

 

筑波大学 様

https://magazine.chieru.co.jp/high-school/magazine-15693/

 

■活用事例

上智大学 様

https://youtu.be/wWtsXFrFeMg

 

大阪府立都島工業高等学校 様

https://youtu.be/5Wl344dEB8I

 

■製品に関するお問合せ
https://www.chieru.co.jp/mailform/inquiry/

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