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製品 2024年10月02日

チエル、無線通信可視化・安定化ソリューション 『Tbridge® エッジキャッシュ機能搭載モデル』をリリース ~デジタル教科書などのコンテンツ表示を高速化~

 学校教育向けにICT利活用を支援するチエル株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役社長:粟田 輝)は2024年10月、無線通信可視化・安定化ソリューション『Tbridge®』(ティーブリッジ)の「エッジキャッシュ機能搭載モデル」をリリースしたことをお知らせいたします。

 

 GIGAスクール構想第2期の学校現場では、デジタル教科書がさまざまな教科で導入されるなどICT機器の利用・活用はますます増えていくと想定されます。一方で、端末の利活用が進むにつれてネットワークの通信負荷が高まる懸念が指摘されており、そのための環境整備が国から推奨されています。

 

 こうした状況を踏まえ、当社では「無線LAN可視化・安定化ソリューション」として展開してまいりました『Tbridge®』に「エッジキャッシュ機能搭載モデル」を追加開発し、学校内ネットワークの可視化・安定化に加え、通信負荷軽減にも寄与するソリューションとして新たに発売することと致しました。

 

<Tbridge® エッジキャッシュ機能搭載モデルのポイント>

● デジタル教科書等のコンテンツ通信負荷を軽減し、最大99%以上(※1)のコンテンツをキャッシュし、端末における転送速度が最大95%(※1)以上向上します

● エッジキャッシュ機能の他、ネットワークの可視化・安定化を実現し、「安定化機能」は、複数端末の同時使用による通信混雑トラブルの改善にも寄与します

● 『Tbridge® 500』または『Tbridge® 1000』を導入済みのお客様は、オプションライセンスの追加契約で「エッジキャッシュ機能」の搭載が可能になります

 

※1:サイトやコンテンツによってキャッシュ率や転送速度は異なります

 

検証サイトにおける効果

検証サイト①

エッジキャッシュなし エッジキャッシュ適用 向上率
キャッシュ率 4.7MB 0.01MB 99.8%
転送時間 1200ms 50ms 95.9%

検証サイト②

エッジキャッシュなし エッジキャッシュ適用 向上率
キャッシュ率 4.8MB 0.01MB 99.8%
転送時間 843ms 55ms 93.5%

『Tbridge🄬』エッジキャッシュモデルのイメージ_改善後

『Tbridge🄬』エッジキャッシュモデルのイメージ

 

新機能のご紹介

 

分類 機能 概要
キャッシュ機能 キャッシュ表示 キャッシュしたデータからの表示(応答)
キャッシュ対象フィルタ サイトを選別し、指定したサイトのみキャッシュ対象とする
キャッシュデータ保管 初回アクセスデータの一時保管(キャッシュ)
キャッシュ設定 キャッシュ対象指定 キャッシュするサイトをドメイン単位で指定
キャッシュサイズ調整 キャッシュするデータ量を指定
キャッシュリフレッシュ 一定時間ごとに自動的にキャッシュをリフレッシュ
レポート機能 Dashboard 直近のキャッシュヒット率を表示
日刊/月刊サマリー アクセス数やキャッシュ応答したデータ量のサマリーを表示
詳細レポート ヒット率、データサイズ、転送結果などの詳細な数値をグラフィカルに表示

 

・アクセスしたWebサイトのデジタルデータをキャッシュして一時的にデータを保存します。一時保存したデータより表示することでインターネット(外回線)の通信負荷を軽減します。

 

・キャッシュするサイトをドメイン単位で指定することが可能です。一定時間ごとにキャッシュを自動的にリフレッシュするのでキャッシュの停滞を防止します。

 

・『Tbridge®』と同様、レポート機能を搭載しています。教育委員会や自治体などのネットワーク管理者様は、レポートをもとに適切なネットワークアセスメントやモニタリングを実施することが可能になります。

 

オプションライセンス

 「エッジキャッシュ機能搭載モデル」は、『Tbridge® 500』または『Tbridge® 1000』が対象です。こちらの製品を既に導入済みのユーザー様は、オプションライセンスの追加契約でエッジキャッシュ機能の搭載が可能となります。既存設備を効果的にお使いいただくことで、より効率的なネットワーク環境の改善が可能となります。

 

 教育ICT専業メーカーのチエルでは、これからも先生をはじめとした教育現場の皆様の課題解決に取り組んでまいります。どうぞご期待ください。

 

Tbridge® の実績

 『Tbridge®』はこれまでに累計出荷台数は2,000台以上、国内の約10%の自治体の教育委員会(約170自治体、約2,000校)でご利用いただいております。GIGAスクール構想第2期において、国は校内ネットワークの環境整備とネットワークアセスメントの推進を支援しており、令和5年度補正予算で「ネットワークアセスメント実施促進事業」として23億円を計上し、来年度においても関連費用として88億円の補助を予算案に概算請求しました。こうした背景を踏まえ、『Tbridge® エッジキャッシュ機能搭載モデル』においては市場ニーズがこれまで以上に増加することを見据え、令和7年度以降の累計販売目標を800台/売上10億円といたしました。なお、本ソリューションの提供は、当社グループの2025年3月期通期業績予想(2024年6月10日公表)及び中期経営計画目標(2024年5月20日公表)に織り込み済みであります。

 

目標台数

売上目標

『Tbridge®エッジキャッシュ機能搭載モデル』

800台

1,000,000,000円

 

「EDIX関西2024」の当社ブースにおいて実機で披露

 10月2日(水)から開催の教育総合展「EDIX関西2024」では、当社ブースにてその特長や利便性を実機にてご体験いただけます。多くの皆様のご来訪をお待ちしております

 

「第7回 EDIX(教育 総合展)関西」開催概要

EDIX関西 ロゴ

 

会期:2024年10月2日(水)~4日(金)10:00~17:00
会場:インテックス大阪
主催:EDIX実行委員会 企画運営:RX Japan株式会社
公式サイト:https://www.edix-expo.jp/osaka/ja-jp.html
参加方法:入場には事前登録(無料)が必須です。
こちらよりご登録ください。

 

ご参考情報:無線通信可視化・安定化ソリューション『Tbridge®』

『Tbridge🄬』

 

● 1人1台環境下で発生しやすいネットワークの「遅い」「よく切れる」「つながらない」といった問題を可視化し、原因を制御することで、遅延要因を解消

→『Tbridge®』の「安定化機能」を活用し、特に混雑下環境における通信環境を改善。ユーザーの満足度向上に寄与します

 

● ネットワーク上にブリッジ接続するだけ

→通信が遅いネットワーク経路上に『Tbridge®』を設置・動作させることで、無線・TCP(Transmission Control Protocol)の悪影響を軽減・速度向上を実現します

 

● 学校のように電波遮断物がある環境での使用にも効果を発揮

→複数台の端末同時使用や電波遮断物がある環境での使用にも効果を発揮します

 

 

製品情報
無線通信可視化・安定化ソリューション『Tbridge®』
https://www.chieru.co.jp/products/system/tbridge/

関連プレスリリース
GIGAスクール構想第2期の効果的な推進に役立つ 「ネットワーク環境改善事例集」を発行
https://www.chieru.co.jp/press-releases/products/press-releases-11377/

製品に関するお問合せ
https://www.chieru.co.jp/mailform/inquiry/

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