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製品 2023年03月06日

語学4技能学習支援システム『CaLabo® MX』において 「英語力自己評価」機能を提供開始

学校教育向けにICT利活用を支援するチエル株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役社長:粟田 輝)は、2023年3月に語学4技能学習システム『CaLabo®︎ MX(キャラボエムエックス)』をver.4.0にバージョンアップします。新たに「英語力自己評価」機能を追加し、学習者が設問に答えるだけで自身の英語力を9つの観点から多元的に評価できるようになります。自己評価結果に基づき個々に最適な学習目標を設定したり、先生がクラス全体の英語力の傾向を把握し、学期中の授業設計に役立てることなどができます。

 

『CaLabo® MX』について

『CaLabo® MX』は、語学4技能の「聞く」「話す」「読む」「書く」に特化したクラウド型(注1)の語学学習システムで、ノートPCやスマートフォンなどのモバイル端末で利用できることが特徴です。

 

主に高校、大学の英語などの授業でご活用いただいており、聞いた言葉をそのまま話す「シャドーイング」や聞いた言葉を書き取る「ディクテーション」、「語彙テスト」など授業運営に必要な各種機能を提供しています。直感的な操作性が先生の授業進行をスムーズにします。

 

注1:マルチテナント版『CaLabo®︎ MX』は Microsoft Azure 上で稼働

新機能「英語力自己評価」について

学習者は下記9つの観点・83項目で構成される設問に答えるだけで、自分の英語力を可視化することができます(注2)。

「英語力自己評価」を実施することで、学習者は自分の英語力のどこが強くどこが弱いのか全体像を知ることができ、学習上の指標を作ることができます。先生は、クラス全体、個人別、問題別に学習者の英語力を分析することができ、個別最適な指導が可能です。学期初・学期末に実施することで、学期中に学習者の英語力がどれくらい伸びたのか把握したり、先生自身の指導の振り返りに活用できます。

 

注2:慶應義塾大学名誉教授 田中茂範先生 執筆・監修

 

 

 

結果画面では英語力を7段階のスコアで表示するほか、レーダーチャートまたは折れ線グラフで直感的に確認できます。スコアが一番高い項目は黄色で強調されるので、自分の得意な能力を簡単に把握できます。

 

 

今後は多元的な自己評価に加えて、語彙力・文法力・総合力を客観的に測定する小テストも導入する予定です。2つの評価を合わせて見ることで、自己評価を裏付けたり、あるいは自己評価との差異を見て評価を捉え直したりすることにお役立ていただけます。

 

田中茂範先生よりメッセージ

「英語力自己評価を行う意義は何でしょうか。2つあると思います。通常の英語テストでは、英語力が点数によって一元的に評価されます。これは他者による評価です。自己評価では、多元的な観点から、生徒が自らの英語力の評価に直接的関与し、可視化する方法だといえます。そしてもうひとつ、自己評価力を鍛えることは、自律した学習者になるための途です。よく学習者の自律性(autonomy)の大切さが議論されますが、自分のことを改めて評価するという課題は、学習に責任を持って、主体的に取り組む自律学習に繋がっていきます。

 『CaLabo®︎ MX』に搭載した英語力自己評価を活用していただき、英語力評価の充実化を図っていただければ幸いです。」

 

田中茂範(たなか しげのり)氏
コロンビア大学大学院博士課程修了(教育学博士)
慶應義塾大学環境情報学部教授を経て現在慶應義塾大学名誉教授。
JICA語学諮問委員会にて座長、ベネッセ教育総合研究所ARCLE 研究理事を長年に亘り務める。高等学校外国語検定教科書(PRO-VISION、NEW RAYS)の代表編者。NHK語学教育番組「新感覚 キーワードで英会話」「新感覚 わかる、使える英文法」の講師、現在もNHK「ボキャブライダー」の監修を務める。

 

製品情報

語学4技能学習システム『CaLabo® MX

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