代表挨拶
チエルは、学校教育市場に特化し
子どもたちの可能性ある未来のために
『教育』と『ICT』をつなぐイノベーターとして貢献してまいります。
近年、学校教育のICT環境は劇的な変化に直面しています。パソコン教室での授業のときに触れるものだったパソコンは、今や一人一台端末環境が整備され、高速ネットワークへの接続が前提となりました。しかし、それらはあくまでツール、手段であって目的ではありません。学校における教育のICT化にはまだまだ課題が山積しています。
「語学力を身につけて世界の人々とコミュニケーションを図りたい」、「グローバルな情報を吸収して"自分の夢"を実現したい」といった目的意識を子どもたちに持ってもらうことが、私たちの願いです。だからこそ私たちは、学校や先生方へのサポートの徹底を図り、教育をコーディネートする取り組みを続けています。
教育現場におけるICT環境が、クラウドの活用やBYODの普及、オンライン授業の定着など新たなステージを迎える中にあって、私たちの事業領域は、周辺機器やデジタル教材の開発、現場での利活用支援やサポートなど、ますますの広がりを見せつつあります。果たすべき責任の重さに一層身が引き締まる思いです。
私たちは、教育情報や事例の提供、各地域でのセミナーや研究会の開催などを通じて、学校現場の先生方と Face to Face のつながりを大切にしていきます。
代表取締役会長 川居 睦
国連が定める持続可能な開発目標(SDGs)の17のゴールのひとつに「質の高い教育をみんなに」があります。世界的な課題である教育への公平なアクセス権について、ICTはその解決を手助けする強力なツールです。日本の学校教育においても、1人1台環境が前提となり様々な変化が起きています。
実際、ICTを活用することで情報の収集や共有、伝達が容易になります。一方で、ICTを活用してしっかりと学びを進めていくためには、その情報を元に思考・判断し表現することが重要であり、そこを支援する先生の役割はますます大切になると考えています。
「わたしたちチエルは、子供たちの未来のために世界中の先生の授業をICTで支えます」という創業時から変わらない経営理念のもと、当社は教育分野の中でも学校という現場とそこで教える先生の支援にこだわりをもち、先生方の課題を解決するべく事業に取り組んでまいりました。これまでもこれからも、その姿勢は変わりません。
この経営理念のもと、2021年度より策定した第5次中期経営計画の着実な遂行を通して、教育格差など学校教育における諸課題の解決に取り組むとともに、新たな事業領域における成長機会の獲得も目指してまいります。
今後ともご支援・ご指導のほどよろしくお願いいたします。
代表取締役社長 粟田輝