2024年のクリスマスに、文部科学大臣から
中央教育審議会(中教審)に対して諮問が行われ、
学習指導要領改訂に向けての議論がスタートした。
いったいどのような議論が行われるのか。
次の学習指導要領は、どのような内容になっていくのか。


本セミナーではチエルマガジン最新号の誌面に登場いただいた先生方をお迎えし、最新事例を対談形式でより深掘りしてご紹介します。

今回は、子供たちが自らの興味や関心に基づき、学びたいものを自由に選択する「自由進度学習」を実践している宮園小学校と伴走している広島県教育委員会と、過疎化が進む島で育った子供たちが、将来、社会や世界でたくましく生きていけるように挑戦を続ける御所浦中学校と伴走している天草市教育委員会の取り組みをお届けします。

本セミナーを通じて、先生方はICT活用をベースに、どのように授業力を向上させていくか、また教育委員会や管理職は何をすべきかのヒントをお伝えできればと思います。

先生になりたい学生の皆様のご参加も大歓迎です。是非チエルマガジンセミナー2025年春夏にご参加ください。

※本セミナーにて紹介する記事は、2025年4月発行の「チエルマガジン2025年春夏号」に掲載されております。
本セミナーを機に、チエルマガジンの無料定期配送にも是非お申し込みください。 (学校の教職員、教育委員会、教員志望の学生の方が対象です)

堀田先生のメッセージ(インタビューより抜粋)

 

 昨年12月、文部科学大臣から中央教育審議会(中教審)に対して「初等中等教育における教育課程の基準等の在り方について」の諮問が行われました。これは次の学習指導要領の策定に向けた議論の出発点となるものです。

 次期学習指導要領は、2030年に小学校から施行が始まり、2040年まで適用される予定です。つまり、今から15年先の未来を見据えた議論が求められています。

 今回の諮問では、まず現行の学習指導要領の成果と課題が整理されました。

 まず指摘されているのが、主体的に学ぶ力が十分に育っていない子供が増えている点です。従来の「先生に教わる」授業スタイルに慣れた子供たちは、自ら学びを深める習慣や力がまだまだ身に付いていません。また、教師主導の授業に適応できず、自信を失い、登校が困難になる子供も増加しています。

 この状況を改善するためには、一人一人が自分のペースで主体的に学ぶ力を身に付けるとともに、「みんな違って当たり前」という授業観や学習観への転換が求められています。このことは現行学習指導要領でもうたっているのですが、その理念や趣旨がまだまだ現場に浸透していません。これが第2の課題です。

 3つ目の課題は、1人1台端末やクラウド環境といったデジタル学習基盤の活用が十分に進んでいない点です。これらの活用により、個別最適な学びや協働的な学びの実現が期待されているのですが、まだまだ十分とは言えません。

※本セミナーにて紹介する記事は、2025年4月発行の「チエルマガジン2025年春夏号」に掲載されております。

登壇者

東京学芸大学教職大学院
教授/学長特別補佐

堀田 龍也 先生

広島県教育委員会
学びの変革推進部 義務教育指導課
義務教育個別最適な学び推進担当
主任指導主事

升谷 英子 氏

天草市教育委員会
教育部 学校教育課 指導主事

松下 智恵 氏

チエル株式会社
代表取締役社長
チエルマガジン発行人

粟田 輝

プログラム

「チエルマガジン」最新号のコンテンツ概要

東京学芸大学教職大学院・教授/学長特別補佐

堀田 龍也 先生


「多様な学びの選択肢」を用意し、「自己決定」させる。
すべての子供たちが主体的に、イキイキと学ぶ、自由進度学習

広島県教育委員会
学びの変革推進部
義務教育指導課
義務教育個別最適な学び推進担当
主任指導主事

升谷 英子 氏


「教育にへき地はあってはならない」
全校生徒34人の挑戦。地域そして子供の未来のために。

天草市教育委員会
教育部
学校教育課
指導主事

松下 智恵 氏


チエルマガジンの企画・編集側より

チエル株式会社 粟田 輝

セミナー情報

日程2025年4月20日(日)
開催場所ウェビナー形式 (YouTube ライブ)
対象・都道府県及び市区町村の教育委員会の皆様
・全国の学校現場の先生方
・教員志望者の学生の皆様
参加費無料(事前登録制)
参加方法こちらのフォームよりお申し込みください。 申し込みはセミナー当日の午前9時まで受け付けております。
主催チエル株式会社
お問合せチエルセミナー事務局
E-mail: seminar@chieru.com (営業時間 : 10:00~17:00 土日祝・弊社指定休日は除く)

|広島県|廿日市市立宮園小学校

すべての子供たちが主体的に、
イキイキと学ぶ、自由進度学習

広島県廿日市市立宮園小学校では、各教科、各単元の目標に向かって、子供たちが学びを選択して進めていく「自由進度学習」を実践しています。自分の立てた学習計画に基づき、学習の手引きに沿って、多様な学習環境の中から自分に合ったものを選択し、自分のペースで学びを進めています。複数の教科を組み合わせることで、学習の幅を広げるとともに、より自己決定、自己調整する力をつけることを目指しています。自由進度学習を行っている間、「先生、次は何をすればいいですか?」と質問をする子供はいません。子供たちは、自ら学び、考え、行動する「自立した学び手」へと成長を遂げています。

|熊本県|天草市立御所浦中学校

全校生徒34人の挑戦。地域そして子供の未来のために。

熊本県天草諸島の小さな島、御所浦島。全校生徒わずか34人の御所浦中学校が、2024年度から大きな教育改革に乗り出しました。
過疎化が進む島で育った子供たちが、将来、社会や世界でたくましく生きていけるように。その願いを込めて、先生たちは立ち上がりました。教科授業では、子供たちが主体的に学ぶ「複線型」授業へ。総合的な学習の時間では、地域の未来を探究する活動へ。
小さな島の小さな学校で始まった、大きな挑戦。子供たちの未来を拓く、熱い教育の物語が、今、始まろうとしています。


「チエルマガジン」はICT教育の最新事例インタビューを多数掲載しています。
ぜひ、チエルマガジンの定期配送(無料)も併せてお申し込みください。

(学校の教職員及び教育委員会の方が対象です)

※ チエルマガジンはお申し込み後発送まで1週間程度いただいております。

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