チエル 株式会社（本社：東京都品川区、代表取締役社長：川居睦、以下チエル）は、普通教室向けタブレット対応の授業支援システムを、6月より日本市場に先駆け、教育ICTで先行している韓国市場で発売開始することを発表いたします（尚、韓国向け製品名は『T-CAT(Tablet Computer Assisted Tool)』となります）。

背景

　総務省の『フューチャースクール推進事業』や文部科学省の『学びのイノベーション事業』を通じて、次の学習指導要領の準備に向けた動きや、「新たな情報通信技術戦略工程表」（IT戦略本部）に示されているように、2020年までに小・中学校の児童や生徒一人1台の情報端末を整備する、といった国内における学校教育の情報化の動きがあります。
チエルでは、PC教室向けの授業支援システム『InterCLASS（インタークラス）』や基礎・基本の習得・習熟を支援するフラッシュ型教材の企画・開発に加え、普通教室向けの授業支援システムの開発に着手してまいりました。

　一方、韓国では2011年「スマート教育推進戦略」が発表され、2015年までに小中高校のすべての教科書のデジタル教科書化や21世紀の知識情報社会が要求する「知能型教授・学習体制」の実現に向けたＩＴの取り組みを積極的に行っており、チエルでは韓国内の教育ICT市場動向等の情報収集を行ってまいりました。

　このような状況の中、教育ICT市場で先行している韓国内向け製品として、チエルの販売代理店であるウリ情報技術（韓国）を通して、タブレット対応の授業支援システム『T-CAT(Tablet Computer Assisted Tool)』を日本市場に先駆けて発売するに至りました。（日本での製品名は未定）

製品概要

　韓国内の普通教室でのICT活用授業を支援するAndroid対応タブレット向けの授業支援システムです。

　学習者タブレット管理や教材の転送、教材の操作といった授業支援機能を、タブレット画面での操作性を考慮した設計により実現しています。

主な特長

● 先生の画面を先生端末から生徒端末向けに配信する「見せる」モード、見せた画面に書き込みをさせる「書かせる」モード、各生徒の活動をほかの生徒に見せる「発表する」モードなどの機能で普通教室における授業を支援します。

● 先生端末はタブレット端末でも動作しますので、電子黒板やプロジェクターに画面を投影しながら操作することができます。

※画面はハメコミおよび開発中のものとなります

※Windows 8 RTには非対応。

販売について

チエルの販売代理店であるウリ情報技術（WOORISOFT）から6月より韓国内で販売
初年度導入目標：500校

＜ウリ情報技術（WOORISOFT）＞
本社所在地：#309. Life Officetel, 61-3, Yeouido-dong, Yeongdeungpo-gu, Seoul
代表者：Seo Jae-Kwan
主な事業内容：PC教室管理ソフトウェア「School Cap」をはじめとした、学校向けICT関連製品の販売
設立年月日：2004年2月18日
http://www.woorisoft.co.kr

日本国内展開について

　韓国市場への投入に合わせ、7月から韓国・ハンビット初等学校（京畿道坡州市(GyeongGI-Do Paju-shi)、学校長：Shim Jeom soon　（シム・ジョム・スン））に導入して共同研究を開始します。（コーディネータ：玉川大学教職大学院・堀田　龍也教授と富山大学人間発達科学部・高橋純准教授）

　研究成果は製品企画や向上に加え、2014年3月発売予定の日本国内向け仕様のタブレット対応（Windows8、iPad）授業支援システムの企画開発に反映させてまいります（日本での製品名は未定）。

※なお、『T-CAT(Tablet Computer Assisted Tool)』は、5月15日から17日まで東京ビックサイトで開催される「第4回教育ITソリューションEXPO」のチエルブースで参考出品いたします。

※記載されている会社名および商品名は各社の商標もしくは登録商標です。

【 本リリースに関するお問合せ先 】
チエル 株式会社 　マーケティング推進室　村上、広報担当　橋本
TEL: 03-6712-9721
E-Mail: chieru-info@chieru.co.jp
URL: https://www.chieru.co.jp